top of page

文化庁の京都移転に思う

2023年に文化庁が東京から京都に移転し、日本文化の中心は京都というイメージが強くなりそうです。


それでふと思ったのですが、日本文化が京都から発信されると、どう変わるのでしょうか。


第二次世界大戦後の焼け野原から新たに建てられ、その後も大規模な再開発でひたすら立派に更新され続けるかのような東京。


そんな現代的な大都市ではなく、あえて京都が象徴する日本文化には、やはり質的な違いが滲み出てしまうような気がします。


祠(ほこら)

全くの私見ですが、その違いとして霊的な次元があるように思います。


京都の都心地域のほぼ全ての街角に残る、その数およそ五千とも言われる祠を見かける度にそう思います。


これらの祠は近隣の方々が交代で清掃するなど、日常生活の一部になっています。


一方で、100年、300年以上前から世代を超えて人の心を惹き続けるものが多い街。世代を幾つも超えるところに、やはり霊的な次元を感じます。


そんな京都の文化の霊的な次元が、街角の祠に可視化されているようにも感じます。


伝統的に、神々を拝むことが人間の健全さには大切という知恵があったのかもしれません。


京都の数寄屋建築

今でもこんなに多くの祠が残り、霊的な次元をいつも身近に意識させる街。

世代を超えた「良い建築」の探究には適した環境なのかもしれない、と思います。


カテドラル廊下の家 by YA
Kings Road House (1922)


Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page